2020年5月、文化観光推進法(文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律)が施行された。認定件数は今年1月現在で45件となっており、国内外からの観光客の来訪促進、文化の振興、地域活性への貢献が期待される。ここでは22年度に認定された群馬県と栃木県の計画を取り上げる。
富岡製紙場
同法は博物館や美術館、社寺などを文化観光拠点施設と位置付け、旅行会社やDMOなどと連携しながらこれらを中核とした観光振興に取り組む事業計画を文化庁、観光庁が認定、支援する。
富岡製糸場への来場者増を目指す
最も新しいのは世界文化遺産の富岡製糸場(群馬県富岡市)で、1月17日付で認定された。22年度では、栃木県立博物館(栃木県宇都宮市)、大本山永平寺(福井県永平寺町)、大阪市立美術館(大阪市)に次いで4件目となる。
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